EURO CUP 2008 Rnd1   08.03.23


EURO CUP2008開幕戦に参加してきました。
相変わらず、画像少ないので文章多目。さらに写真も殆どが頂き物です。感謝!

   
 昨年の秋のクラッシュで2007最終戦を棒に振ってしまった我赤ヒラメ号。無事本年度のシェイクダウンも終え、開幕戦を迎えることと成りました。
 久しぶりのレースと有って、毎回の事ながら寝つきが悪く目覚めが早い・・・。3時には起きてしまいましたわ。(笑) そそくさと準備して、4時半にはガレージから車を押し出し、いやぁ〜な雲の掛かる静まり返った街頭に走り出しました。
 今日の天気予報は晴れ後雨・・。開幕戦というウキウキした気分と、一向に良くならない、逆に西に行くほどくぐもって来る天候に不安と期待の入り混じったへぇ〜んな感じです。
 とりあえず、中国道の赤松PAにてトイレ休憩。パーキングに車を滑り込ませると、見慣れた白いぺっちゃんこの車が・・。LR54さんでした。
 LR54さんも、開幕戦を待ち望んでたようで、いつもより少し早めの出陣との事。花粉症対策マスクで出迎えていただきました。(笑)
 で、二人揃って無事セントラルの入り口横駐車場へ到着。少しいつもより早い時間でしたが、既に大勢のエントラントの方々が並んではって、僕らは2列目の最後尾ぐらいとなりました。
 いつも場所取りしてくれはる、ヨーロッパの酒井さんも既に来られてて、忘年会以来のご挨拶です。今年も宜しくおねげぇ〜しまぁ〜す!
 ゲートOpenの6時半まではマダマダ小1時間ぐらいあったので、春先とはいえ少し冷え込んだ今朝はトイレが近い。(笑)サーキットの方が駐車場の脇にあるトイレのドアを開けに来てくれるのを待って一安心。



 パドックに入っていつものように、バックストレート前に陣取ります。なんか最近ここがお気に入りです。やっぱ気が楽な場所ですわ。
で、今回ミツヤマモータースからは、ヨーロッパ4台、エラン1台、エリーゼ2台という布陣でユーロカップを戦うことと成りました。
 画像からも判っていただけるかと思いますが、空は益々どよぉ〜〜んとしおります。もお、いつ降ってもおかしくない中、黙々と準備を進めてゆきます。今回からサーキット側のラップセンサーが変わりました。今まで正露丸の箱ぐらいあったのが、今回はi-podシャッフルぐらいの大きさと薄さに変更になりました。これは助かるなぁと、受付で受け取って説明を聞いたのですが、どうも取り付け位置も変わったようで、今までは車の上面、ヨーロッパなら天井に固定してたものが、側面へ取りつけるようになりました。普通の車なら、視界を妨げないようにリアクォーターガラス、ヨーロッパの場合はサイドガラスの後端の上端となります。ま、初めてなんでこんなもんかなって感じでガムテで貼り付けました。全然視界には入ってこないので、落ちる心配だけしてれば良いって事でございます。



画像提供:ますけんさん、酒井さん
 天候がドンドン悪化していく中でも、ときおり日が刺す変な天気。でも、予選の時間はドンドン近づいてまいりました。この前LR54さんと練習に来てるので、久しぶりによる恐怖心は薄らいでます。問題は足回りの恐怖心。ロールが盛大で、ロールの終わりに車がひっくり返ってしまうんじゃないかという恐怖心だけです。
 予選が始まる頃にはまだ路面はドライ!これは気合入れて行かんと、本戦はウェットやろなぁ〜と奮い立ちます。走り出して直ぐ、台数の多さにびっくりっ!僕はペースが遅いのであんまり問題なかったですが、先頭グループの方々はクリアラップ取るのがしんどかったんちゃうやろか?
 タイヤが温まったと思われる3週目からアタックです。ストレートはあんまり変わりなくソコソコスピードでてるようです。前回から引き続き、スピードメーターは死んだままなので、周りの車との比較とタコメーターからの判断です。1コーナーはゆっくりと、バックストレートで思いっきり踏んで、ここからが勝負のマウンテン区間!何とか無難にクリアして、立体交差下をはらまんように慎重に回り、最終コーナーを極内回り・・・。再びストレートに戻ってきて、LapShotが弾き出したタイムは!がぁ〜〜〜んっ!の1分45秒台!な、なんでぇ〜っ!?結構踏めてたように思ったのに全然タイム出てへんやんっ!その後、全周に渡りプッシュし続けましたが、結局タイムは上がらず・・・。
はぁ・・、なんでやろ?どこがあかんのやろ??と、意気消沈しながらパドックに車を停めました。ん〜〜、ほんとなんでやろなぁ〜!エンジンよーまわっとんのに!
 ま、気持ちを落ち着けるために先ずは飯です!(笑) 天気悪いのに前回より出店が多いのはユーロカップの人気が上がってきたからなんでしょうか?で、いつもレース中はヘビーなご飯は喉を通らないので、今回も軽く焼きそばとフランクフルト。もとセントラルの食堂後の集会場にて皆で頂きます。さっきまでの緊張を解きほぐして、決勝まで時間が有るのも手伝ってか、ほんまわか〜と談笑です。今回から導入された新しいラップセンサーのためのシステムがも一つ調子が悪いらしくて、中々予選のリザルトが上がってきません。だもんで、なおもウダウダ・・。実はこの時間が草レースの醍醐味なんですよねぇ〜!レースは一瞬の出来事ですが、こーゆーウダウダは結構思い出に残ってたりします。
 ご飯食べてから暫くして・・、出ました予選のリザルトっ!それによる僕の決勝のグリッドは17番手!うぅ〜〜、いつもの位置やなぁ。いつになったら半分より前に行けるんやろか?と、嘆いたのは一瞬で、回りのタイムを見ながら決勝の作戦を立てます。1分45秒台は、僕一人。前は43秒台で、後ろは46秒台。前後1秒離れています。ということで、後ろを気にせず前に何とかくらい着いてチャンスを待って行く時は行くっ!の作戦に決定です!(笑)
 さて、いつもの様にご飯の後は、パドック見学と行きたかったのですが、いかんせん天候がもひとつ・・。雨は降りそうだし、風もソコソコ有って気温も低い。首をすくめて「うぅ〜・・・」と、低く唸りながら椅子に座っておりました。その内、早起きの副作用が出てきて・・・、何時のまにやら寝込んでしまったようです。(汗)
 で、目が覚めたら・・、おっ?結構頭すっきり!と、喜んだのつかの間、小雨が降ってます。(泣)
風もさっきより段々きつくなってきてます。風の吹いてくる南側の空を眺めると、明らかに雨雲!!
あっちゃ〜、こりゃ決定的やねっ!そこで、エンジンルームの上に開いている穴をキャブ側だけビニールテープで蓋をして雨対策を立てます。勿論貧乏レーサーにはウェット用のタイヤなんてありませんから、大雨降ったら激怖やなあぁと以前たこ踊りをした、ハーフウエットな練習を思い出したりしてました。先頭グループを走ってはる方々は、今日の天気をにらんでレイン用を持ち込まれてましたが、何時でも交換できるようにタイヤを四隅に配し、空をじぃ〜〜〜っと睨んでおられました。ガチンコ、レースなんだなぁ〜。と、思わず客観的に、観客となって見てしまいました。(汗)
 さ、なんとか、なんとか、小雨程度で収まってる間に決勝の時間が近づいてきました!路面の色は今の所、乾いたグレーで変色無し!フロントガラスに感じる雨粒も数えれるぐらいです。しゃぁ〜っ!いくでぇ〜!
 主催者側もこのレースはドライで行くと決めたみたいです。ウェットの宣言されると2周減らされて8周の決勝となりますからね。せっかく走るなら、少しでも長く走りたいってもんです。>雨で怖くてもね。
 ゾクゾクとエントラントの方々が38番ゲートへ向かってゆきます。僕らM山モータースグループもその真ん中ぐらいに車を並べました、最近少しお腹が出てきたので、やせてた時に調節したシートベルトがちときついのが辛いのですが、走り出してしまえば全然大丈夫と、ここは我慢します。(笑) 暫くしてピットへの進入が始まりました。今回からパドックでの混雑を緩和させるため、レース終了で帰ってきた車両はピットロードのピット側を通ってピットロードエンドまで行きコース外へ誘導されるようになりました。今からレースの車両は38番ゲートからそのままピットロードへ整列していくわけです。だもんで、前レースの車両と今からの車両が2列になって入れ替えをするって事で、入りと出がパドックで、かち合う事がなくなったって感じです。これはなかなか良い感じで機能してるなぁと思いましたねぇ。
 と、そうこういってる内に、ピットロードの信号が青に変わりフォーメーションラップの始まりです!ピット出て少し強めに加速してみて、強めにブレーキング・・・。おぉ、グリップあるあるっ!これやったらドライの感覚でいけるわっ!で、2コーナー立ち上がって車体を振って見てもOKOKっ!これはラッキーっ!半分諦めてたもんやから、俄然やる気が沸いてきました!>単純B型
 最終を回ってストーレートに戻ってきたら、今回はG12乗りの水口さんプラカードを上げて待っていてくれました。感謝!知り合いが居てないと、オフィシャルな方が誘導してくれるんですが、やっぱ寂しいですよねぇ〜。ほんといつも助かってます。
 グリッドに着いて、エンジンストップ!デジカメの電源が入ってるのを確認。ガソリンは約半分、帰りにまた入れて帰らんとあかんなぁ〜・・・と、いらん事も確認(笑)。今回は前が02な方なので電光掲示板が良く見えます。けど、いつもこんな所で居てはる人じゃなかったよなぁ〜・・と、またいらん事考えてしまいます(笑)。
 1分前の表示が出ました!エンジンスタート!赤ヒラメ号は問題なく息を吹き返します。徐々に迫るスタートの瞬間!右隣前にはMG−Bの速そうな方。で、ブラックアウトっ!!スタートバッチリっ!右にコースを取って、MG−Bより鼻一つ前にでれたっ!そのまま02に並掛けたけど、不用意に1コーナー入り口で3から2へシフトダウン!あほやぁ〜っ!!当然立ち上がりでスピード乗らず、すかさず3速へっ!と、んぅん〜〜〜〜っ!3に入らんっ!!痛恨のシフトミスっ!!入れ直すこと3回、2コーナー立ち上がりで3台に抜かれ、スピード乗らないままバックストレート・・。エンドで、さらに1台に抜かれ万事休す!
 走ってる時は、一生懸命だけど、後で思い返したらこの時点でレースは決まってました。回りの車と大きなスピード差が有るわけじゃないので、抜かれるのは簡単だけど、抜き返すのは至難の業。結局途中で雨が少し多めになり、スローペースになったアルファな方を1台抜いて、その後さらに前を走っていたビートルな方に迫っていったのですが最後まで抜けず・・・。予選と同順位で終了です・・。
 でも、やっぱりレースは楽しいっ!後半、赤ヒラメ号は雨が多めになったにも拘らず全然滑りませんでした。>というか全然気付かなかった・・。(笑) だもんで前を走るビートルな方との差がドンドン縮まって行くことにアドレナリンでまくりでした!>怖いもの知らず(爆)
 で、結局、パドックに戻ってきたら満面の笑みっ!!大満足でございました!!
 ユーロカップ最高〜〜っ!!



 無事レースを終えて、ほっと一安心と書きたい所なのですが・・・。パドックに戻ってきて、前から来る車を交わす為、一旦停まって再スタートした時それは起りました。「ギュァ、キャキキ・・」んん・・?聞きなれない音・・?はっ!?ハブベアリング逝ったぁ〜っ!!!
 ロータスヨーロッパの弱点といわれる、リアハブベアリングが昇天いたしておりました。それも結構金属同士が戦ってるようなエグイ音でした。わちゃぁ〜、やばいなぁ〜・・。
 この時点で、まだ確証は持てませんがほぼ間違い無いなと判断。今回移籍したミツヤマモータースの皆様には、大変申し訳なかったのですが先に帰らせて頂くこととしました。というのも、この時点でチームの積車には先に不動になったSPが乗っていたのでした。ということは、赤ひらめ号は何としても自走で帰宅せねばっ!という状況だったのです。ハブベアリングだけならなんとか音が出ながらでも外れたりすることは無いと思うのですが、ドライブシャフトそろそろヤバイヨ!って、前主治医に言われてたのを思い出したのでした。もぉ〜、ドキドキです。
 仲間の表彰式もテントや椅子の撤去も手伝わずに、そそくさと、そしてできるだけ明るいうちに・・・、セントラルサーキットを後にしました。道中、走れなくなる可能性もあったので高速は使わずに下道で帰ります。半分ぐらい来た頃雨が本格的に降り出しました。Aピラーの隙間から滴り落ちる雨にフロアを水浸しにされないように、ハンドルを持つ右手のひじの辺りにタオルを置いて滴りを食い止めます。幸いこの季節、ヨーロッパに乗ってると寒いと感じる事はありません。右腕をビショビショにしながらなんとか長い長い道中をクリアし、無事ガレージにヨーロッパを滑り込ませました。ふぅ〜ぅ、一安心。久しぶりに完全復活と思ったレースでしたが・・・疲れました。(笑)
 後日、主治医のところで診断して頂いたところ、案の定、リアベアリング左右駄目、右ドライブシャフトジョイント部焼き付きと確認されました。はぁ〜、後厄のはじまり・・かな?(笑)
 でも、5月までには復活してベスト更新を狙いますっ!!!>懲りない奴(^^;;


撮影: finepix F480

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